ヌスビトハギ Desmodium podocarpum ssp.oxyphyllum マメ科
 平地〜山地の草地、林縁、路傍などに生育する多年生草本。
茎の基部はやや木質化し、高さ100cm前後になる。花期は7〜9月、花序は茎頂または上部の葉腋につき、総状〜円錐(※)状になる。花は紅紫色を帯びる。北海道〜琉球、朝鮮・中国(本土・台湾)・ヒマラヤ・ビルマに分布する。また、ヌスビトハギにやや似た種としてヤブハギが生育するが、ヌスビトハギよりも陰地性で、林内などに生育しする。                   (原生沼、'07.9)
※円錐花序:ヌスビトハギは、総状の花序がさらに総状に集まって(上の方の花序ほど短い)花序を作る場合があり、このときの花序が円錐状となる。
 葉は両面とも短毛がある(左上写真は葉の裏面。見えにくいが短毛がまばらに生えている。)。やや似た種にオオバヌスビトハギがあるが、小葉の側脈は縁に合流する(左上写真)、托葉の基部の幅は0.5〜1mm(右上写真)と細め(オオバヌスビトハギは3〜5mm)であることで見分けられる。
 茎(右上写真)や花軸(左写真)には白短毛がまばらに生えている。

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